ベイトリールで軽量ルアーを扱えるベイトフィネス専用リール
その代表機種であるシマノ 22アルデバランBFSを購入・使用したので私なりのレビューを行いたいと思います。
結論、22アルデバランBFSは超軽量ルアー特化のピーキーな性能、ブラックバス用のBFS機種としては高汎用機16アルデバランBFSがおすすめ
発売から2年以上も経過しているリールを今更紹介するのもどうかと思いましたが・・・
私的には1.8g~3.5gのルアーをベイトリールで扱うハス釣り、カワムツ釣り、渓流ベイトフィネス専用機として使用します。
シマノ 22 アルデバランBFS XG

バスフィッシング用ベイトリールとして2022年に発売されベイトフィネス専用機として人気の22アルデバランBFSです。
ベイトフィネス!?スピニングリールを使えば良い!
・・・と言う声が聞こえてきそうですが
「大好きなベイトリールを使って好きな釣りがしたい」という考えの結果、22アルデバランBFSを購入した訳です。
ベイトリール アルデバランBFSとは?その特徴は?

ベイトリール「アルデバラン」は2009年に軽量ベイトリールとして産声を上げました。
私の記憶が確かなら…2011年ごろから大人気となった“ベイトフィネス”専用機として2012年にアルデバランBFSが誕生しました。
ベイトフィネス専用機が各メーカーから発売されていく中、マグネットブレーキと遠心ブレーキのハイブリットシステムFTBを搭載した16アルデバランBFSが2016年に発売されました。
今回購入した22アルデバランBFSはFTBを搭載、MGLスプールⅢを採用し、スプール径をΦ29mmまで小径化していま

超軽量ルアーを扱いやすくする新設計がされたシマノの最新ベイトフィネスリースです。
超軽量ルアーが扱いやすい
私が22アルデバランBFS実釣で使用する最軽量のルアーは1.8g程度のスプーンです。
トラウト管理釣り場、カワムツ釣りで使用します。
子バスの数釣りや夏場のハス釣りで使い続けるシンキングミノー
DUO スピアヘッド リュウキ 45Sが最大重量で4g程度
バス釣りで多用する5g~10g以下の軽量ルアーやリグは16アルデバランBFSの方が快適に扱えます。
剛性は・・・とにかく軽い
自重130g!とにかく軽いです。
私が良くセットで使っているロッド:RGM SPEC.5 46-50Bは79gなので、セットで210g程度!
非力な私でも1日中キャストし続けても大した疲労感はありません。
軽い事は大正義です!
リールの剛性?
私の使い方には必要ありません。
巨ニゴイとのやり取りも問題ありませんでした。
偉い人にはわからんのです。
HG(ハイギア)が優秀
XGには劣りますが、ハンドル1回転(巻き)71cmは必要十分。
小型シンキングミノーや軽量スプーンで巻きの釣りをするのでHGが丁度好みです。
ラインスラック、ミスキャスト時のルアー回収が快適です。
毎年真夏に楽しむ「ケタバス釣り」で“コンコン”というアタリで巻き合わせが決まることが多いのでHG以上は必須だと勝手に思っています。
おすすめのセッティング

BFSリールはセッティングが難しいと聞きます。
実は先代機にあたる「16アルデバランBFS」も使用していたのですが遠心ブレーキのセッティングがシビアでした。
しかし22アルデバランBFSはFTB(フィネスチューンブレーキシステム)と呼ばれるスプール回転数に応じて可変するマグネット式ブレーキが搭載されています。
難しい事はさておき、バックラッシュを極力抑え、 ルアー重量に応じて使いやすいセッティングを紹介します。
以下3点を守っていただければ快適にキャストできると思います。
①マグネットは8個すべて使用する

以降はマグネットを触りません。
②メカニカルブレーキは固定

基本だと思いますが、スプールを指で左右に動かしたときに少しだけカタカタと動く位置に固定します。
以降はメカニカルブレーキを触りません
③ブレーキダイヤルは4が基本

外部ブレーキダイヤルの数字は4を基本とします。
キャストしてみて「もう少し距離が欲しい」「スムーズな伸びが欲しい」場合はダイヤルの数字を少しずつ少なく調整します。
「バックラッシュする・糸がスプールから浮きすぎる」場合はダイヤルの数字を上げて調整します。
フロロカーボン専用リール?

適正ライン表示はフロロカーボンで記載され、説明書にも「本製品は、フロロカーボンライン専用となっております」と記載されています。
ネット検索してみるとナイロンラインを使った際にはナイロンラインの収縮によってスプールが締め付けられて変形するなんて書いてあるし・・・
私は22アルデバランBFS、16アルデバランBFS、12アルデバランBFSを所有しています。
どの機種でもナイロンライン8lbを使い続けていますがスプールは曲がったりしていません。
そもそも40m程度の糸巻き量、8lbの細いラインが収縮した程度で曲がるスプールなら50オーバーのニゴイの引きで曲がるのでは・・・
フロロカーボン推奨リールだからフロロカーボンを使えと言う声が聞こえてきそうですが・・・
耐久性や取り扱いやすさ、様々な釣りの汎用性の理由から私はナイロンライン(サンヨーラインのGTRウルトラ)を使い続けています。
使う方の自己責任ですが、あまり気にしなくて良いと私は思います。
超軽量ルアーを扱うならロッドが重要!

1g台の超軽量ルアーを扱う際はロッド選びが重要です。
バス釣り用のBFSロッド(Lパワー、ULパワー)は硬すぎます。
ULパワーでも、ティップがしなやかな渓流ベイトフィネス用のロッドが良いと思います。
私が愛用しているRGM SPEC.5 46-5BはULパワーですが、1.8gのスプーンを投げる際はコントロールがし辛いです。
ティップ部分の柔らかさ・しなやかさが不足しています。
少し高価なロッドですが以下のロッドがおススメです。
私もボーナスで購入予定です。
使う人・使い方を選ぶ高性能リール
22アルデバランBFSはお世辞にもベイトフィネス汎用機とは言えません。
快適に扱えるルアー重量の幅が狭い事が原因です。
しかし、キャスト技術やサミング技術に優れた方が扱えば1g台のルアーも快適に扱える高性能リールです。
汎用性と言う観点でバス釣り(ベイトフィネス)にオススメするのは16アルデバランBFSや他社の高性能機に軍配が上がるでしょう。
ピーキーな性能ながら、使用者の用途にマッチすれば手放せなくなるリール
それが22アルデバランBFSだと思います。
私はハス、カワムツのルアー釣りの主役機として使い続けたいと思います。
コメントを残す