約7年乗車した日産セレナC27モデルのガソリン車からC28 e-POWER(ハイウェイスター)に乗り換えして約半年。

約6500㎞ほぼ毎日運転している私がC28 e-POWER(ハイウェイスター)をレビューしたいと思います。
同車種へ乗り換え検討されている方のお役に立つよう良い点悪い点も踏まえたレビューとなります。
まず、申し上げる事はC28 e-POWER(ハイウェイスター)に乗り換えて大満足です。
新車値引き額や現車の一括査定等の情報は一切ありませんのでご安心ください
日産 セレナ C28 e-POWER(ハイウェイスター)

育ち盛りの思春期~小学生の子供3人を乗せてレジャーや買い物、送迎等我が家の生活をフルで支えてくれるC28 e-POWER(ハイウェイスター)の情報です
平日は往復10㎞程度の通勤、買い物や習い事の送り迎えがメインの街乗り使用。

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e-POWERのメリットは?

価格で気になる点、e-POWER車とガソリンエンジン車では車両価格に40万円程の差がつきます。
その価格差の価値はe-POWER車にあるのか・・・
私はあると思います。
e-POWER車を購入して良かった点をご紹介します
e-POWERの燃費は良い?
レギュラーガソリン 街乗り16km/L e-POWER(ecoモード)システムの恩恵です。
前車C27セレナのガソリンモデルの平均燃費が8㎞/Lなので倍です。
十分満足のいく燃費です。
e-POWERは静か?
走行可能な電力がバッテリーに蓄電されている状態であれば、エンジンは稼働せずモーターのみで車が動きます。
とても静かです!
人による考え方ですが・・・
私は住宅街の戸建て住居で生活していますので、入庫・出庫時にモーター駆動のみの静かな状態は近所への騒音配慮として満点レベルです。
当初、静かにモーターのみで動く車は運転していて慣れていませんでしたが、今は静寂が心地良いです。
半面、バッテリーの蓄電量が減った際に発動するエンジンの音がとても気になってしまいます。
ガソリン車に乗っていればアクセルを踏んでエンジンの回転数に応じてエンジン音が上がる感覚があると思いますが、e-POWERの場合はアクセルペダルの踏み込みとエンジン音がリンクしません。エンジン音は大抵、一定のままです。
慣れれば“そんなもんか”のレベルですが慣れるまでの違和感はあります。
e-Pedalの快適さが真の価値

e-POWER車は燃費や静かさがクローズアップされがちですが、私のとって真の価値はe-Pedalの快適さです。
アクセルペダルのみで車の加速・減速が可能な操作システムです。アクセルペダルを踏むと加速、戻すと減速する「ワンペダル走行」が可能となります。
ストップ&ゴーの多い市街地や渋滞時の走行が楽になり、ドライバーの負担を減らすことができます。
最近のe-Pedalは安全性の問題から完全停止は出来なくなりましたが、カーブや坂道でブレーキを踏む回数が激減します。
慣れれば停車以外でブレーキを踏むことがほぼ無くなります。
私にとってe-POWERシステムの一番の恩恵はe-Pedalの快適さです。
運転する事が楽しくなります。これぞ新技術による“FUN TO DRIVE”ですね。
多彩なオプション設定でおすすめは?
C28セレナにはメーカーオプションやディーラーオプション等多彩な設定があります。
しかも、セットオプションにしないと付与できない設定もあります。
オプションフル盛にすれば便利・快適さは向上しますが、お財布との相談が・・・
私なりにオススメしたいオプションを紹介します。
ホワイト/ブラック ツートンカラー、100V AC電源(100W)、寒冷地仕様(ホットプラスパッケージ)、コネクトナビフルセット、後席モニター、フロントプロテクター、ベーシックパック、室内防汚コート、ウィンドウ撥水、ボディーコート
コネクトナビフルセット:大画面12.3インチメーカーオプションナビは必須

約50万円のコネクトナビフルセットは統一感のある運転席周りを意識するなら必須です。
近未来感のある(表現古い)ディスプレイ配置は新しい車に乗っている感溢れます。
12.3インチの横長ディスプレイは視覚的に情報をとらえやすい大きさと高さに設定されています。

ナビゲーションシステムとしては有料契約が必要ですが通信技術を活用して様々なサービスを提供する”日産コネクト”が利用可能となります。
ナビゲーションとしての使用感は特別便利という訳ではありませんが、高速道路走行時に目的地設定する事でルート上のカーブの大きさを事前に検知してカーブ手前で自動的に減速してくれるナビリンク機能付きのプロパイロット(自動運転技術)が使用可能となります。プロパイロットを多用する場合は安全性の面からも欲しい機能です。
オーディオとしての機能は・・・
ディスクトレーがありません!
CD、DVD、BDは見れません!
映像・音楽は外部接続で楽しんでください!・・・です。
そこで、純正12.3インチメーカーオプションナビは大画面でスマホやiPhoneのアプリを操作することができるアップル カープレイ(Apple CarPlay)/アンドロイド オート(Android Auto)に対応しています。

ハンズフリー通話やスマホの音源を車で楽しむことが出来ます。

私はアップルミュージックをサブスク契約しているので、運転時もミュージックライブラリやアクセスした音楽を楽しんでいます。
ドライブ用のプレイリストを作成したり、新曲チェック、最新のTOP100を聴くなどカーミュージックライフの幅が広がります。
映像に関しては子供たちが乗車している時にはなりますが、助手席側にあるHDMI端子にAmazon Fire TV Stickを挿し、スマホのテザリング接続でサブスク契約しているAmazonプライムビデオやYOUTUBEを視聴しています。
メーカーオプションのコネクトナビフルセットはナビゲ―ションのみならず車内でのエンタメや安全運転のサポートまでこなす優秀な機能を堪能する事が出来ます。
寒冷地仕様(ホットプラスパッケージ)は雪国専用仕様ではありません
営業担当の助言で付与したホットプラスパッケージ。
特に雪国で生活している訳ではありませんが冬にに役立つ機能が数万円で付与出来るのでおすすめです。
まず、シートヒーター&ハンドルヒーターが超優秀です。
私が生活する関西圏は運転に支障が出る降雪は稀ですが、当たり前に冬は普通に寒いです。
冬の朝、通勤のため乗車した車内は冷え切っています。
そんな際に車を起動してすぐにシートヒーター&ハンドルヒーターをオンにします。
するとものの数秒で手と背中に温かさが伝わります・・・。
大抵の場合、この機能で暖房をつけなくても走行可能です。
しかも、シートヒーターは2列目に両シートに設定されているので後席者への配慮もぬかりなしです。
【番外】HDMI端子と100V電源とバックモニターで車内switch大会

見出しの通りです。災害時に活躍すると思いオプションで付けた100V電源の使い方がまさか・・・。
運転席右ひざあたりにあるAC電源スイッチをオンにし任天堂switchドック経由でセンタートレイにある100V電源コンセントで給電、HDMI端子接続すれば、バックモニターにswitchの映像が出力されます。
長距離ドライブの際はドックごとswitchが車内に持ち込まれます。
車内のエンタメ化は凄まじいスピードで進化しました・・・
スマホ経由のテザリングでオンラインゲーム通信はまだ試していません(子供にバレていない)が、時間の問題かと・・・
C27からC28 使い勝手の良い部分のアップグレードはあるか?
今回の乗り換えでガソリンエンジン車からe-POWER車に変わったことでパワー、加速共に大幅に向上しました。
パワートレインの変更は大きな差が付くポイントですが、他に実際に乗って実感したC27からC28で改善されている優れた点が4点あります。
シフトレバーが無くなりボタン式に 足元スッキリ

今回の乗り換えで不安だったのが、シフトレバーが無くなりボタン式に変わった点でした。
今まで乗り継いできた車種はすべてシフトレバー車だったので、バックやパーキングも感覚的にレバー操作していたので・・・
で、実際乗ってみるとボタンを押す動作を体が覚えます
駐車場に止める際はバック、ドライブ、パーキングと切り替えが必要となりますが
流れるようにボタン操作が出来ます。安心してください。
シフトレバーが無くなったので運転席周りがスッキリしました。
ボタン式シフトはカーナビ等のディスプレイを含めて統一感がありカッコいいです。
スライドドアのハンズフリー開閉が改善

C27セレナから搭載された後席スライドドアのハンズフリー開閉は、キー(インテリジェントキー)を携帯し、スライドドア下側に足先を入れてすぐに引くと自動的に開閉する機能です。
しかし!
C27セレナのハンズフリー開閉のセンサーはなかなか反応せず、結局手でボタンを押す事ばかりでした。
C28セレナのセンサー感度はよく、ピラー下部分に足をサッと出し入れすればドアが開いてくれます。
これで、スーパーの買い物袋で両手がふさがった雨の駐車場や小さな子供を抱っこしながらのスライドドア開閉が楽になります。
3列目シートの収納が楽に

セレナの3列目シートは跳ね上げ収納タイプです。
シートの収納を頻繁に行わない場合は気にならない点ですが、シートが重いのです。
我が家は家族で乗車する場合は3列目が必須です。
しかし、週末レジャーの釣りやサイクリングで自転車を積む際は3列目シートをたたむ必要があります。
女性である妻は、3列目収納はシートが重くて不便だと嘆いています。
今回乗り換えたC28セレナの3列目シート自体の重さに変わりは無いと思いますが、折りたたんで跳ね上げる際に空圧によるサポート機能が搭載されています。

よって、3列目シートの収納作業が格段に楽になりました。
全席にUSB-C端子が装備!スマホ充電問題解決
C27セレナでは全席にUSB-A端子が付いていました。
しかし、スマホの充電スピード等快適さに限界が来ていました。
しかし、C28セレナの端子はUSB-Cです。
皆がスマホを使う我が家では大恩恵!
デュアルバックドアからアンダーボックスにアクセスできるように

この変更がうれしい方は少ないと思いますが・・・
C27セレナでは出来なかったデュアルバックドアからアンダーボックスにアクセスできるようになりました。
釣り道具をアンダーボックスに収納してい折る私にとって、重いバックドアを開けずにアくセス出来ることは神機能です。
狭い釣り場駐車スペースではバックドアが跳ね上げづらかったり、虫が沢山飛び交っている川沿いは車中に極力虫を入れたくない・・・便利なデュアルバックドアが更に便利になりました。
C28セレナで気になる点
C27セレナからC28セレナに乗り換えて基本快適!ですが、気になる点もあります。
e-POWER車のセンタートレイが使いづらい

駆動用バッテリーの位置の都合で可動センターコンソールがアームレスト位置まで来ない事は分かるのですが収納ボックスを備えることは出来なかったのでしょうか。
このトレーが使いづらいのです。
社外品の専用パーツを購入検討中です。
C28セレナハイウェイスターV e-POWERに乗り換えて

運転サポート等の便利な機能や運転の疲労を感じやすくなった40代半ばの私にとって満足のいく乗り換えとなりました。
特にe-Pedalが秀逸で、オートブレーキホールド機能と合わせると街乗り運転がメインの私にとってワンペダル運転は想像以上に快適であると実感しました。
正直、次に乗り換える車もe-Pedalが必須となりそうな位です。
経営悪化で危機がささやかれる日産自動車ですが、こんなに良い車が独自技術車としてラインナップされているのでもっと宣伝等の売り方を考えれば魅力がユーザーに伝わると思います。
7年ぶりの同車種への乗り換えは車の良い進化を実感する結果となりました。
C28セレナハイウェイスターV e-POWERを購入検討されている方は是非試乗してその魅力を実感してほしいと思います。
オプションもしっかり付けたC28セレナハイウェイスターV e-POWERの乗り出し価格は世間的にも高額な買い物に分類されると思います。
安全で楽しい運転と大切な家族等の同乗者が快適に感じるカーライフは生活の質の向上に直結します。
興味のある方の参考になればうれしく思います。
日産独自のハイブリットシステムで車を動かす動力はモーター、使用する電気をガソリンエンジン、回生ブレーキで発電し駆動用バッテリーに蓄電するシステムです。
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