関西圏でスモールマウスバスが狙える木津川でルアー釣りをする際に気を付ける事をまとめました。
2014年頃から木津川に通っている私が楽しく釣果が上がる為に実践している事ばかりなので、普段から木津川に通っている方も初めて訪れようと思っている方も是非チェックしてください。
木津川とは?釣り場はどのあたり?
木津川は京都府南部を流れて淀川に注ぐ川。上流は三重県伊賀盆地を流れる伊賀川・名張川などで,笠置町付近より下流を木津川と呼びます。八幡市付近で淀川に合流します。
今回紹介する“釣り場の木津川”は笠置町付近の上流部となります。
釣り場へのアクセスは車やバイク等の移動手段が便利です。
電車の場合はJR関西本線 笠置駅や大河原駅が良いと思います。
釣り場(河原)へのアクセスは限られた場所が多いので、実際に釣りをしている人を探してエントリーできる場所を把握する方法が良いと思います。
木津川のスモールマウスバス、その他の魚種について
木津川でスモールマウスバスが釣れ始めた正確な時期は不明ですが、2010年頃に
“木津川でスモールマウスバスが釣れるらしい”
と言ううわさを聞き、2014年に初釣行・釣果を上げました。
木津川上流域には鮎、オイカワ、カワムツ等の在来魚の魚影が濃く手長エビ等の甲殻類もよく見かけます。
餌が豊富な点と流水域での生息に向いている習性からか木津川上流域のスモールマウスバスの魚影は濃く、30㎝前後のアベレージサイズでも厚みのある健康的な魚がほとんどです。
40㎝オーバーも良く釣れ、50㎝オーバーの釣果報告も多数あります。
木津川上流域のスモールマウスバスは豊富な餌と流れの中で育つ環境から力強い個体が多く、強烈なファイトが魅力的です。
同サイズのラージマウスバスを想定したタックルではパワー不足で安定したファイトが困難なレベルです。
川の上流という流水フィールドでのファイトに加えパワーのあるターゲットを釣りあげるにはワンランク上のタックルが必要となります。
木津川釣行の前に必ず確認する事
河川の上流域で釣りをするうえで忘れてはいけないことが水位の状況です。
山間部の木津川上流では降雨による影響を受けやすく急な水位上昇が頻繁におこります。
また、降雨による水位上昇は水の濁りを伴う事がほとんどなので釣りにならない状況に陥ります。
釣行数日前から週間天気予報等で天候のチェックを行う
ピンポイント予報で釣行日や前日の天候をチェックしましょう。
当日雨天の場合は川で釣りしてる場合ではありません・・・。
京都府笠置町の天気予報(1時間・今日明日・週間) – ウェザーニュース (weathernews.jp)
木津川ライブカメラを参考に水位を確認する
さぁ、釣りに行くぞ!
現在の水位はどれくらいかな・・・
ライブカメラでおおよその水位を調べておきましょう
ライブカメラ 笠置 | 国土交通省近畿地方整備局 木津川上流河川事務所 (mlit.go.jp)
ライブカメラ 有市 | 国土交通省近畿地方整備局 木津川上流河川事務所 (mlit.go.jp)
ライブカメラ 大河原 | 国土交通省近畿地方整備局 木津川上流河川事務所 (mlit.go.jp)
木津川漁協組合のHP及びX(Twitter)で最新の状況の更新・ポストを確認する
木津川漁業組合の発信する情報は有益なものばかり。
木津川で釣りをする人は必ずチェックしておきましょう。
木津川上流にある高山ダムの放水状況を確認
木津川の上流には高山ダムがあります。
放水予定や水位の状況はチェックしておきましょう。
川の防災情報 – 国土交通省 : 観測所情報 (river.go.jp)
安心安全で釣果を望める様なフィールド環境の事前チェックは度の釣り場に行く際にも必須となるので情報収集はしっかり行いましょう。
木津川で釣りをする最低限のルール
大前提ですが、遊漁料は必ず払いましょう。
“スモールマウスバスは外来魚で駆除目的だから遊漁料はいらないよね“
と釣り場で出会ったいい大人が堂々と発言していました。
スモールマウスバス狙いでも遊漁料は必要です。
雑魚の日券か年券を必ず購入しましょう。
購入する入漁券の販売店は木津川漁業協同組合のHPに記載されています。
私がおすすめしたいのはスマホアプリ”フィッシュパス“の利用です。
木津川(木津川漁協) | FISHPASS(フィッシュパス)
確実に事前購入が出来、購入後のアプリ画面を提示する事で遊漁券と同じ扱いができます。
購入後なら遊漁券のプリントアウトが出来るためスマホの充電切れにも対応できるので非常に便利です。
木津川上流には漁業組合さんが整備してくれたであろう駐車スペースがいくつもあります。
スペースに駐車しなければ川へのエントリーが出来ない場所も多いので最低限、遊漁券を購入する事は守りましょう。
木津川上流域のスモールマウスバスの狙い方
釣り方は沢山あり、正解はその日の状況に応じて変化するため参考程度とご理解ください。
流れの強い箇所を狙う → ハードルアー
強い流れの中でもしっかり沈んで泳がせることのできるシンキングミノーがおすすめです。
白波が立つような強い流れの中でもスモールマウスバスは積極的にアタックしてくるので強烈なバイトを目指して流心に向かってキャストを繰り返しましょう。
流れの緩い箇所を狙う → ワーム
流れが緩い箇所のうち水深があるポイントを狙いましょう。
川底を狙うイメージで高比重ワームのネイルシンカー(0.9g程)リグでスローに誘いましょう。
完全放置でバイトが続く事がよくあります。
“動かしすぎない”アクションで“魚に見つけてもらいやすい小ボリューム”がポイントです。
木津川上流域は岩場が多いため擦れに強いフロロカーボンラインを選択することもおすすめします。
木津川上流域は自然に恵まれたフィールド
木津川上流域には笠置キャンプ場やボルタリングエリア等の人気スポットがあります。
夏季になれば水遊びに訪れる家族連れやアユの友釣りを入水して楽しむアングラー等、沢山の人が好むフィールドです。
山間部を流れる自然豊かな木津川は鳥のさえずりや写真に収めたくなるような美しい景色に癒されること間違いありません。
近年人気に火がついてきたスモールマウスバス目的で木津川に来る人が注意する点は
“自然を汚さない”
です。
ルアーやワームのパッケージやラインくず等をポイ捨てしない事は大前提です。
また、釣り禁止エリア等のルールもある為、木津川漁協のHPは隅々までチェックしましょう。
また、釣りに来た自身が怪我や事故にあわない為に準備はしっかりしておきましょう。
入水する釣りはおすすめしませんが、される場合はウェーダーやライフジャケット等の装備は怠らないようにしましょう。
サンダル短パンでの入水は絶対にやめましょう。
ほぼ毎年、流されて亡くなる釣り人やレジャー客がいる事も事実です。
釣り人の欠如したモラルによって釣り禁止になる事例もあります。
現状、数少ない関西でスモールマウスバスが釣れるメジャーリバー木津川を訪れる際に気を付ける内容を紹介しました。
記事を読んでくださった皆さんが良い釣果に恵まれるように願っています!
木津川漁業協同組合 トップページ (kizugawagyokyo.com)
木津川漁業協同組合(@kizugawagyokyo)さん / X (twitter.com)