琵琶湖周辺の真冬の温排水スポットとして有名な彦根旧港でルアー釣りをする際に気を付ける事をまとめました。
2010年頃から毎年冬になれば彦根旧港に通っている私が“子バス”の釣果が上がる為に実践している釣り方等を紹介します。
普段から彦根旧港に通っているベテランの方も初めて訪れようと思っている方も是非チェックしてください。
彦根旧港湾とは？
彦根旧港は彦根城のすぐそばにある旧港船溜まりです。
旧港湾（船溜まり）から約１,5ｋｍの水路で琵琶湖（彦根港）に繋がっています。
旧港湾奥から勢いよく流れる温排水のおかげで水温が高く、寒さが増すにつれてさまざまな魚が琵琶湖から旧港湾に集まってきます。
JR 彦根駅から徒歩15分ほどのアクセスの良さも人気のひとつです。
バスはもちろん、コイ、フナ、ブルーギル、オイカワ・・・・等
“季節を間違えた⁉”
と思うほど生命感にあふれたフィールドになります。
例年、11月頃から子バスが沢山釣れはじめます。
釣れるサイズのアベレージは15㎝～20cm程度の“THE 子バス”です。
半日で20匹～30匹の釣果が見込める“釣り堀”となります。
寒さが進むにつれて魚影が濃くなってきますが・・・
“釣り人によるプレッシャー（スレる）”
“藻狩り船や外来魚駆除船が旧港湾奥まで入る”
と釣果が落ちます。
彦根旧港の“子バス”の狙い方
今回紹介するのは15㎝～20㎝程度の子バスの数釣りです。
子バスの釣り方は沢山あり、正解はその日の状況に応じて変化するため参考程度とご理解ください。
彦根旧港～水路は温排水の影響で厳冬期でも前面にウィードが茂っています。
反応の良い子バスたちは数匹の群れで水面近くをスクールしているか、ウィード際に潜んでいる状態です。
クリアな水質の彦根旧港では見えている子バスを狙い撃つ方法が効果的です。
ウィードの切れ目等も視認しやすくなる偏光グラスを使用することを推奨します。
水面50㎝下にはウィードが茂っているので、表層を狙うかウィードの隙間スポットを狙い打つ方法が釣果に繋がります。
人気のポイントはウィードの隙間が多く点在する図①ポイントと水路と湾の変わり目でバスが多くスクールしてくる図２ポイントに人気が集中しています。
それ以外のポイントなら足元壁際のウィードの切れ目を狙う方法に釣果があります。
藻狩り船が入れば、ウィードは一気に減りバスも散る為釣果が下がる事が多いです。ウィード攻略が重要ですね。
オススメな釣り方
小型のシンキングミノーで狙うレンジを使い分ける
小型のシンキングミノーで表層を巻いてスクールするバスを狙い、ウィードのポケットを通す際はリーリングを緩めて中層～底付近を狙う使い分けが効果的です。
子バスの活性が高ければ、手返しの良さもあって一投一釣りが可能です。
極小ワームでウィードのポケットを狙い撃ち
極小ワームのダウンショットリグやスプリットショットリグをウィードの切れ目やスポットに落とし込んで狙い撃つ方法です。
食いが渋い子バスも思わず口を使うワームをローテーションで使用してください。
スレている・活性が低い場合
浮きキャロで極小ワームを遠投して沖の表層にいる子バスを狙いましょう。
超スローシンキングの浮きキャロを使う事で極小ワームのノーシンカーフォールを沖に届ける事が出来ます。
彦根旧港への釣行前に必ず確認する事
彦根旧港で釣りをするうえで忘れてはいけないことが天候の状況です。
滋賀県の東北部に位置する彦根では早く12月下旬に積雪による影響を受け周辺道路が積雪する事があります。
車で行かれる方は天候情報をしっかりチェックして、スタッドレスタイヤ等の準備を怠らないように心得ましょう。
また、1月以降は気温が氷点下になりロッドのガイドが凍ってしまう事もまれにあります。
寒すぎて釣りならない状況を防ぐためにも防寒対策は必須です。
彦根旧港で釣りをする最低限のルール
釣り人同士のトラブルには注意！
彦根旧港は釣りが出来るスペースに限りがあります。
先行者が居る場合は適切な距離が保てない場合の割り込みは厳禁です。
過去に釣り人が喧嘩している場面を見かけたことがあります。
先行者が居る場合は必ず声をかけ、キャストも正面を心がけましょう。
最盛期の週末は“管理釣り堀！？”と思えるほど人が多くなります。
心地よく釣りが出来る配慮は最低限必要となります。
釣り禁止場所は厳守！
上図の赤いライン部分（歩道）は釣り禁止です。
通行人がいる歩道でのルアー釣りがいかに危険かは理解できますよね。
しかし、温排水の流れ口がある歩道部分で釣りをする人が後を絶ちません。
また、生垣で水路への侵入をブロックしている部分もあります。
絶対に侵入しないようにしましょう。
駐車禁止を守る！
彦根市立図書館横の駐車場は釣り人の駐車は禁止です。
車での釣行の際は、周辺のコインパーキングを利用するようにしましょう。
琵琶湖では釣り人のマナー違反によって釣り禁止となった漁港等が沢山あります。街中にある彦根旧港は釣り人のマナー違反によってトラブルが発生した場合には釣り禁止になる可能性は高いと思われます。
ルールを守って“真冬の子バスパラダイス”としていつまでも楽しめるポイントである事を願います。
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